終活のススメ

『終活は、死の準備ではありません!!』

急激に加速する高齢化社会にあって、自分やご家族さまの死を見据え、お元気なうちにきちんと整理しておきたいことを適切に処理するお手伝いやアドバイスをさせていただくのが我々終活カウンセラーの仕事です。

今多くの方が介護、保険、年金、相続、遺言、葬儀、お墓に関してどう対処していいのかわからないという共通の悩みを抱えていらっしゃいます。
それが漠然としている悩みであれば、より具体的にして早く解決できるように、誠心誠意ご相談に乗らせて いただき、ひいては不安のない状態で自分らしい老後をゆっくりと過ごしていただくことを目的としています。

終活は、決して単純に死の準備をするというネガティヴな活動ではありません。
安心してよりよく生きるための、大切な活動です。

後悔しない葬儀のために

突然のご不幸に見舞われたときは、誰しも気が動転して落ち着いた判断をすることができないのが現実です。
後々になって「もっとこうしておけばよかった」と後悔される方も多いと思います。

人生のエンディングを事前に考えることは決しておかしなことではありません。
それは故人のためだけでなく、施主様の負担を減らすことにもつながります。
後悔のない葬儀を行うために、ご葬儀の事前準備を考えてみませんか?

葬儀事前準備のメリット

  • 「もしも」の場合に慌てないで済みます。
  • 不安と家族の負担を一つ減らすことができます。
  • 葬儀の費用が分かり、「もしも」の時に安心できます。

事前に準備しておくと良いこと

会葬者の人数を想定する

葬儀の規模は、会葬者の人数で決まります。
会葬者が多い場合は、その人数を収容できる斎場を用意しなければなりません。
当然、経済的な負担も大きくなります。
ですから、経済的に無理をしてまで規模を大きくする必要はありません。

会葬者の人数は、葬儀を知らせる範囲を絞り込むことで調整できます。
故人の社会的地位、交際範囲、遺志、経済状況などを踏まえて、
葬儀のお知らせをする範囲を決めておきましょう。

葬儀の形式を決める

日本人のほとんどは仏式で葬儀を行いますが、
仏教にもさまざまな宗派があり、その宗派により葬儀の形式も異なります。
仏式以外では、神道式(神葬祭)、キリスト教式、また無宗教で行う場合もあります。
混乱のないように、どの宗教・宗派で葬儀を行うかを予め調べておきましょう。

ほくと葬礼社では僧侶のご紹介も承っております。
菩提寺のない場合は弊社までご相談ください。

葬儀を行う場所を決める

葬儀を執り行うことのできる場所は、斎場以外にも、ご自宅や、寺院、地域の集会場など数多くあります。
以前は自宅で葬儀を行う「自宅葬」が盛んに行われていましたが、現在では火葬場に併設されている式場で執り行う場合が多いようです。
また最近では、火葬のみで式典を行わない「直葬」も増えてきています。

故人の遺志や、葬儀の形式、規模、予算を踏まえて、場所を決めましょう。

葬儀の内容を決める

最近は、故人らしい葬儀を志向する傾向が強くなってきています。
祭壇を、故人のイメージや趣味を花で再現したり、故人が好きだった花を使う花祭壇にしたり、宗教にこだわらない無宗教の葬儀にしたり、こだわりたいことがあれば明確にしておく必要があります。

葬儀にかける予算を決める

葬儀にかかる費用は一般に、葬儀一式費用、飲食接待費用、寺院(宗教関係)への費用、香典返しなどに分けられます。
経済状況や会葬者の人数、葬儀の規模などを考慮に入れて、無理のない予算を立てることが大切です。

葬儀までのご遺体の安置場所

現在、8割以上の人が病院で亡くなっています。病院を出た後のお帰り先を考えておきましょう。
おもな遺体の安置場所としては、自宅か、葬儀社などの遺体安置所があります。ご自宅が理想ですが、事情により難しい場合は、ほくと葬礼社が責任をもってお預かりさせていただきます。

喪主

喪主とは、葬儀の主宰者のことです。
葬儀後の故人の供養の主宰者とされる人が務めることになるようです。
一般的に、世帯主や配偶者、長男、長女、親などが喪主を務めます。
葬儀の通知状の差出人名や法事や墓参りなど、葬儀後の供養も喪主が執り行っていきます。

遺族の代表者として弔問客への応対を務めることが多くなりますが、実際の葬儀の運営や進行は葬儀社が務めます。

世話人

葬儀を執り行う際に、喪主や遺族に代わって、葬儀の窓口や受付をしていただく方を世話人といいます。
世話人には、香典の管理や、会葬返礼品の受け渡しなど、重要な仕事をお願いしなければなりません。
予め、町内関係、会社関係等で世話人を依頼できるようにしておきましょう。

印鑑

役所への手続きなどで印鑑が必要になります。ほくと葬礼社では最初の死亡届の手続きを代行させていただいております。銀行印・実印以外の、三文判を用意しておきましょう。

ご遺影

ご遺影は、ご葬儀中はもちろんご葬儀後も後々まで残る大切なお写真ですので、予めご表情のいいお写真を複数枚お選びいただいておかれることをお勧めいたします。
通常のご葬儀では四つ切程度の大きさのご遺影をお飾りしますので、お写真の引き伸ばしを考慮して、できるだけピントの合ったものを選ぶのがポイントです。
元のお写真は集合写真でも大丈夫です。最近は無理に喪服を合成したりせず、故人さまのお召し物のまま、故人さまらしいお写真をお作りするのが一般的です。

その他

いざご葬儀となった時、意外とご自分のおうちのご宗旨・ご宗派、菩提寺さま等をご存じない方をお見受けいたします。
事前にお調べになられておかれると、慌てずにご準備ができます。